スペシャルインタビュー
インタビュー 第5回 矢沢心さん vol.1
Date：2013.02.26
昨年6月に待望の第1子を出産し、ママになった矢沢さん。最新著書「ベビ待ちゴコロの支え方-あきらめない妊活、31のコツ」に収録されている妊活後の家族3人の暮らしぶりをお伺いしました。
「娘は絵本が大好きなんです」と話してくれた矢沢さんは、2～3ヶ月頃から読み聞かせをスタートしたのだとか。
「そうなんです。絵本から学べることはたくさんあると思うので、妊娠中からいろいろと買っていました。
読み聞かせをはじめた頃は、私の声がただ耳に入っているだけという感じでしたが、今では目で追うようになりました。はじめは絵ではなく字のほうを追っていて、それから色使いを楽しむようになったり、月齢とともに娘の楽しみ方があるみたいです」
今では積極的に本屋の絵本コーナーを見ているそうですが、妊娠前はほとんど縁がなかったそうです。
「絵本コーナーを見るようになったのは、娘を授かってからですね。特に意識をしたわけではありませんが、自然と足が向くようになりました。子どもを迎える気持ちが行動として現れたのだと思います。絵本コーナーは、ただいるだけで不思議と優しい気持ちになれるんです。もともとキャラクターものは好きでしたが、絵本コーナーに行くことでたくさんのキャラクターに出会うので、なんだか嬉しくなります。ちなみに、ペネロペちゃんは私の中でほんわかちゃんです（笑）。女の子なのに、女の子らしくないというか......そこが子どもらしくていいのかなと思っています。それに仕掛け絵本がすごいですよね。私が子どもの頃には、こんなにすごい絵本はなかったと思うので」
ペネロペの仕掛け絵本で無邪気遊ぶ姿が印象的。そんな矢沢さんは、読み聞かせの絵本選びは娘と一緒に行っているのだとか。
「そうですね。私の気分で選ぶんじゃなくて、娘にもその時間を楽しんでもらいたいので、一緒に楽しめるようにコミュニケーションをとっています。会話をしているイメージです！
『どれがいい!?』 と見せると、手を動かして触ったりするんです。その手の動きで成長を感じることができたりしますし、選ぶ作品によって、『へ～今日はこんな気分なんだ』と勝手に思ったり、そんなふうにコミュニケーションをとりながら楽しんでいます」
とても楽しそうに育児を行っていることがうかがえます。パパである魔裟斗さんとの育児分担はあるのでしょうか。
「それが特にないんです。私が手伝ってって言わなくても、自然としてくれています。食事のときも、私が離乳食をあげようとすると、『いいよ。俺がするから食べてて』と、率先してやってくれたり。話し合って役割分担を決めなくても、自然とそうなっていましたね。たまに、チラッとふたりのやり取りを見てみると、こしょこしょ内緒の話をしていたりして、そういうところを見るととてもほっこりした気持ちになります。娘が誕生したこともひとつの幸せですが、娘をかわいがる彼を見ることも幸せのひとつなんだなと感じています。
彼は子どもの世話にも繊細さはなくて、頭をなでるのもがしがしって感じ（笑）。たまに、娘に泣かれたりしていますよ。そういうときはやりすぎだよ～って思ったりするので、こうしてほしいなと思ったら、ニュアンスを丸くして伝えるようにしています。娘のこととなるとすぐ改めるんですよ。私のことだったらいつまでも直らないけど、普段から気遣いをしてくれる優しい人なので、これ以上優しくなったら逆に怖いかもしれませんね（笑）」
夫婦揃って育児を楽しんでいる話は心が温まります。次回も、矢沢さんのママの一面をお届けします。
Profile
1981年3月16日生まれ。女優・タレントとして、映画やドラマなどで活躍。2006年に格闘家の魔裟斗さんと結婚し、2012年に第1子となる娘が誕生。ママとなって、ますます活躍の場を広げている。
http://ameblo.jp/yazawa-shin/
撮影／田中秀典 ヘアメイク／八角恭（ヌーデ）
撮影協力／自由が丘スイーツフォレスト http://www.sweets-forest.com
￥1,365（主婦の友社）
不妊治療、流産を乗り越え、結婚6年目にして待望のママとなる。自身の妊活を振り返りながら、「あきらめない妊活」の心の持ち方を語ります。これから妊活をはじめたいカップル、妊活真っ最中のカップルのココロを支えてくれる1冊です。
