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フレンチスタイル

花のある生活Vol.2

Date:2013.05.29

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 前回は、フランスに住む2軒を取材させていただき、花がどのように生活に取り入れられているのかをお話しました。今回は、その花を買う花屋についてです。

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花が自然と生活に溶け込んでいるフランスには、いたるところに花屋があります。そして、店が持つ特色もさまざまです。

 

「パリで一番の花屋」と検索してみても、コンテンポラリーならここ、クリエイティブなら、クラシックなら......と、カテゴリーによってオススメの店が紹介されているほど。

毎回同じ花屋に行くのではなく、求めていることに合わせて花屋をセレクトするのがフランス流なのです。

 

前回登場してくれたジュリーとソフィーは、郊外の大型店で花を購入していますが、パリ市内にも、多くの花マルシェ(花市)や花屋があります。そのなかでも有名どころをいくつかピックアップします。

 

 

【Marche aux fleurs et aux oiseaux de Paris(マルシェ オー フルール エ オー オワゾー ドゥ パリ)】

1808年に開かれ、長い歴史があるシテ島の花マルシェ。

シテ島は、セーヌ川河岸に位置し、フランスを代表する詩人・作家であるヴィクトル・ユゴーの小説の舞台となったノートルダム大聖堂の目と鼻の先にあります。訳すと、すばり!「パリ・花と鳥の市場」です。

 

花や植物、低木などがところ狭しと並べられていて、ガラス屋根で覆われた場内は温室のような、植物園のような空間。散歩をするだけでも癒されます。

 

毎週日曜日に開催されている鳥市は、さまざまな種類の鳥はもちろんのこと、鳥かごやえさなど、飼育に必要なものすべてが揃っています。

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アドレス:Place Louis Lépine et Quai de la Corse 75004 paris

営業時間:8:00~19:00

(鳥市は日曜日の8:00~19:00)

定休日:なし

【Marché aux fleurs Madeleine(マルシェ・オー・フルール・マドレーヌ)】

マドレーヌ大聖堂のすぐ近くで開かれている花マルシェ。シテ島に比べると規模も小さく値段も高めですが、ロケーションは最高です! THE花の都・パリといった感じで、パリらしさを感じる花マルシェを訪れたいなら、ここがオススメです。

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アドレス:place de la madeleine 75008 Paris

営業時間:8:00~19:30

定休日:日曜

そして、ここからパリにある花屋のなかでも、パリジャンから特に人気を得ている店をご紹介します。

【Frederique Garrigue(フレデリック・ガリッグ)】

マレ地区にある有名店。ノスタルジックな雰囲気の店内は、花屋というよりおしゃれな雑貨屋さんのようです。

クラシックなブーケが人気で、そのセンスを学べるフラワーアレンジメント教室も開催しています。

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アドレス:2 rue saint gilles 75003 Paris

【Luc Gaignard(リュック・ガイナー)】

パレ・ロワイヤル近くにあり、クリエイティブなアレンジメントで人気を集めています。

店内もそのクリエイティブさを感じる、シャープでモダンなデザインが特徴的。店を訪れるだけで、おしゃれのセンスが磨けるような雰囲気があります。

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アドレス:13 rue du bouloi - Paris 75001

営業時間:10:00~20:00

定休日:土曜

【Fleurs Baptiste(フルール・バプティスト)】

フルールは、フランス語で花を意味する言葉。

 

パリ市内に3店舗を展開し、以前はそのうちの1店舗が、サン・ジェルマン界隈の『エルメス』店内にあったほど、とてもシックでハイソサイエティな花屋です。エルメスの店内を飾る花はもちろん、エルメスから贈られる花束もここで作られていました。一流ブランドも認めるセンスはさすがのひと言です。

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最近、エルメス内から引越しをして、フランスで有名なデパート『ボン・マルシェ』脇に新店がオープンしたばかり。

アドレス:38 rue croix des petits champs 75001

【Au nom de la Rose(オ・ノン・ドゥ・ラ・ローズ)】

パリを中心にチェーン展開している、バラ専門の花屋。高い印象があるバラを買いやすい値段で提供しているとあって、プレゼントとして買っていく人が多いそうです。

 

生花だけでなく、バラのルームフレグランスやジャムなども扱っているので、バラの花束と一緒にプレゼントするのも素敵ですね。

f_150.jpg業時間:10:00 ~14:00/15:00~ 21:00

日曜~18:00

定休日:なし

http://www.aunomdelarose.fr

フランス人にとって花とは、心を癒してくれたり、生活を豊かにしてくれる欠かせないもの。日常に潤いを与えてくる花と暮らす生活を、今からはじめてみませんか。