スペシャルインタビュー
インタビュー 第3回 AYUMIさん Vol.2
Date:2012.10.23
季節の移り変わりを意識しながら、家族との時間を大切に過ごしているAYUMIさん。今回は、フランスについていろいろとお話していただきました。どうやら、フランスで製作されたドキュメンタリー映画に影響を受けたそうです。
「南仏の小さな村で起きたオーガニックブームを追いかけたドキュメンタリー映画『未来の食卓』を観たのですが、食生活を考えさせられるほど影響を受けました。
バルジャック村で起きた出来事で、子どもたちの未来を守るために学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにするという挑戦をしていくストーリーです。
日本でもオーガニックフードがブームになっていますが、私自身、きちんとオーガニックの意味を理解していなかったのもあって。一般的なものより高いなという認識しかありませんでした。ですが、この映画を通して、オーガニックに関することはもちろんですが、食事に対する感覚も変わりました。
今までもまったく意識をしていなかったわけではありませんが、農薬がカラダによくないことはなんとなく分かっていても、なぜオーガニックがいいのかということを教わる機会もなかったので。でも値段が高いなら、高いなりの理由ってあるんですよね。その部分がしっかりと理解できると、いち消費者として納得して購入することができるというか。今まで知らなかったことをこの映画で教わりました。
モンサントとは、アメリカに本社がある会社で、世界の遺伝子組み換え作物市場の約90%を誇るグローバル企業なんです。その会社の事業にスポットを当てていて......スーパーで遺伝子組み換えについての表示はよく目にしていたんですけど、いいものではないと思ってはいたのですが、ここまできちんと見せられると、それはそれはとても衝撃的!
未来の食卓
オーガニックブームはこの村からはじまった!?
http://www.uplink.co.jp/shokutaku/
モンサントの不自然な食べもの
これからのために知っておきたいことがつまっています。
http://www.uplink.co.jp/monsanto/
食事は毎日のことなので、この2本の映画を観て、いろいろと学べました。しかも、偶然にも2本のともフランス人監督が作っているという......フランスは食に関することが進んでいるというか、単純にすごいと感じました。
フランスには仕事で数回行ったことがあるのですが、街並みはとてもキレイでのどかな雰囲気だったのですが、同時に強い人間像も感じていました。その思いは、この2作品を観て、さらに強まりましたね。こういう人たちがフランスという国を作っているんだなと」
AYUMIさんが訪れたことがあるのはニース。仕事での訪問だったそうです。この2作品を観て、フランスへの関心が高まったそうです。
「仕事でしか行ったことがないのですが、なぜかパリではなくすべてニースだったんです。仕事の合間にローラーブレードをしたりして、とてものんきに過ごしていました(笑)。ニースってリゾート地のイメージもあるので、とてもステキな場所ですよね。ニース風サラダを毎食のように食べたことを鮮明に覚えています(笑)。
今度はプライベートで行ってみたいです。友達がパリに行った話とか、田舎町で1ヶ月過ごした話を聞くといいな~って。フランスは子育てに関しても先進的だと聞いたことがあるので、ますます行きたくなります。
子どもたちもペネロペが好きなので、フランスには興味を持つのではないかなと思っているんです。私は絵本で知っていたのですが、子どもたちはアニメを観ていました。おっちょこちょいでのんびりとしたストーリーが好きです。新作の絵本もとても楽しみ。ペネロペがお姉さんになるなんて......子どもたちと重ね合わせて見ちゃいそうです!」
家族みんなでハッピーに過ごしているAYUMIさんは、モデル業もママ業もできる範囲で、無理なくこなすことが大切と。「子どもたちは、忙しくてキリキリしている姿ではなく、元気で優しいママが好きだと思うんです」と話す笑顔がとても印象的でした。
(スケジュール)
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「仕事が早く終わった場合は、ご飯の仕込みをします。忙しいときは、サラダとか簡単なメニューになってしまうので、できるときはきちんと作るようにしてバランスをとっています」
インタビュー取材当日の朝も、パンをこねてきたそうです!
Profile
10代の頃からモデルとして活動を開始。結婚、出産を経た現在も、「LEE」(集英社)、「SAKURA」(小学館)、「ESSE」(扶桑社)をはじめとする雑誌や広告などで幅広く活躍をしている。カメラマンの夫とふたりの子どもの4人家族。
オフィシャルブログ http://blog.fujitv.co.jp/esseweb/ayunko/index.html
ペネロペがおねえさんになる!?
ついにペネロペに弟か妹が誕生します。ペネロペもとっても楽しみ。男の子だったら海賊ごっこ、女の子なら妖精ごっこがしたいな。ペネロペはどんなおねえさんになるのでしょうか。
「ペネロペ おねえさんになる」
アン・グットマン/文 ゲオルグ・ハレンスレーベン/絵 ひがしかずこ/訳
価格:1,050円(税込)
発行:岩崎書店