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スペシャルインタビュー

インタビュー 第3回 AYUMIさん Vol.1

Date:2012.10.16

 モデルとして幅広く活躍しているAYUMIさんは、なんと6歳の男の子と3歳の女の子のママ。2回の出産を経た今も、モデルとして、ママとして輝く笑顔の秘密をクローズアップ!



 「non-no」の専属モデルとしてデビューしてから早17年。モデルとして一線で活躍するなか、2002年にカメラマンと結婚。そして、2度の出産を経験。出産後も、モデルとして仕事をしていることに少し驚きがあったそうです。

 「そうなんです。私が妊娠した頃は、まだ今ほどママモデルというジャンルが確立されていなかったので、出産後は仕事があれば......という感じで(笑)。そんなに真剣には考えていませんでした。どこかで仕事にたいして区切りをつけなければという覚悟があった結婚と出産だったんですよね。
 
 それまでは、仕事中心の生活を送っていましたが、自分の人生の中で、子どもを授かりたいという思いは持っていました。ただ、私の周りのモデル仲間にも、子育てをしながらモデルをしている方がいなかったので未知の世界。でも、フタを開けてみれば、いろんなお話をいただけて。今の仕事スタイルは周りの方々のおかげで自然と出来上がりました。正直なところ、考える暇もなく仕事も子育てもしている感じです(笑)」

 ママになった今もモデルとして活動できていることをとても喜んでいるAYUMIさん。その気持ちは仕事に対する姿勢にも現れていました。

 「自分に求められていること、表現できることを大切にしています。インタビューの仕事でしたら、事前にいろいろと調べていきます。撮影の場合はシチュエーションや洋服などを見て、どんなふうに撮りたいと思っているのだろうかということを考えたり。分からなかったらスタッフさんに聞いちゃいます! コミュニケーションをとりながら、きちんと求められていることが表現できるように心がけています。

 仕事のペースは、妊娠中も今も無理せずできる範囲でやっています。やっぱり家族との時間をしっかりと持ちたいので、週末は基本的には仕事を入れないようにしたりしてメリハリをつけて向き合うようにしています。

 家にいるだけではなく、外に出て仕事にも集中できる時間があると、仕事も家庭も両方頑張ろうという力が出てくるような気がするんです」


 子どもが誕生すると子どもが中心の生活に変化。そんな環境の変化をAYUMIさんはどのように向き合ったのでしょうか!?

 「最初は大変だったなぁ~という記憶は残っています(笑)。でも、夫と話し合いをして今のスタイルができたのではなく、日々生活していくなかで、今の形に落ち着いたという感じです。

 私か夫のどちらかがやらなくてはいけないので、私がやっているんだからあなたもやってほしいという気持ちがなかったわけではありません。大変だぁ~と思う気持ちと同時に、子どもの成長を感じたときは喜びや楽しみが大きくなっていく。体力的には大変なんだけど、幸せや喜びのほうが大きいです。

 子どもも、あまり夜泣きしたりせずたっぷり眠ってくれていましたし、だんなさんも優しくて! 私が忙しそうにしていたらなにも言わなくても手伝ってくれますよ。そういう姿を見ていると、私もできるかぎりやろうって思えるので、いい意味で助け合えるようになりました。

 私はやっているのに、だんなさんがやってくれないと嫌な気持ちにはなるんです。だけど、それを言葉にして手伝ってよっと言うのではなく、そう思いながらも黙々とやるんです。そうすると、きちんと返してくれるんですよね。そういったことを繰り返しながら、ギブ&テイクではないですけど、やってもらったら返すというスタイルが自然と出来上がりました。

 たまにはケンカしますよ。でも、やっぱり私はこんなに大変なのに~って言ってしまうと夫婦の関係がギクシャクしますよね。なので、事前に今週は少し忙しいからとか、お互いのペースを伝え合っています。そうすると私もだんなさんも自然とフォローの体制ができるんです」


 要求や文句を言葉に出して伝えるのではなく、行動で示すことで家族みんなが楽しく過ごせる空間ができる。自然体で家事を楽しんでいるAYUMIさんはどのように子どもたちに接しているのでしょうか!?
 

「子どもって不思議で、お兄ちゃんのほうが手がかかるんですよね。俺様って感じで、妹に対しても力ずくなところがあったり、片づけをきちんとしなかったり。私も親バカなところがあって......かわいいかわいいって育ててきたんですけど、そういうときは叱らないと、と。叱ることだけが子育てではないと思ってはいるのですが、叱ることって親にしかできないことでもありますよね。だから、今、頑張っています(笑)」

 そんなお兄ちゃんは来年、小学校へ入学。だからこそ、今しかできない家族の時間を大切に過ごしているそうです。


「はい。小学校に通い出すと、今ほど時間を自由に使うことはできないと思うので、だんなさんも週末が休みだったら、家族みんなで楽しめることをするようにしています。もともとだんなさんはアウトドア好きなので、すぐにキャンプに行こうって言うんですよ(笑)。この夏もBBQをたくさんしました。キャンプ場でなくても、開放的な場所で......例えば公園とか。お弁当を持って、のんびり過ごすことが好きですね。

 見に行きたい展示があっても、子どもたちはまだ美術館を楽しめる年齢ではないので、自分の欲求を満たすところではなく、子どもたちも私たちも楽しめる場所を選ぶようにしています。子どもだけでも大人だけでもなく、みんなが楽しめるということが大切だと思うんです。なので、いろんな場所に出かけます。プレイスポットはもちろんですが、ドライブや温泉にも行きます。子どもはスーパーに行くのも好きなので、お迎えの後に一緒に行ったりしています」

 子どもだけでも、大人だけでもなく家族全員が楽しめることを第一に考えて、場所を選んでいるAYUMIさんのオススメのスポットはどこなのでしょうか!?

「最近行って楽しかったのは、箱根にある『彫刻の森美術館』! アートとプレイスポットが融合していて、子どもも伸び伸び遊べてよかったです。ピカソの美術館もあるので、大人はそっちを楽しんだり。はじめて訪れたのですが、また行きたいねと話しているぐらいオススメです。

 そして、キャンプをするなら、去年行った北軽井沢の『スウィートグラス』というオートキャンプ場がいいですよ。ツリーハウスやインディアンティビ(ネイティブアメリカンの移動式住居。布でできたテントのようなもの)もあったりして、はじめてのキャンプにはぴったりの場所だと思います。

 そして、季節のイベントも楽しみのひとつです。実は、子どもが誕生すると毎月毎月イベントがあるんですよね! 1月はお正月、2月はバレンタイン、3月はおひなさま、5月は子どもの日......ハロウィンにクリスマス。そして、家族の誕生日もありますし。それぞれのイベントを楽しむようにしていますが、派手にという感じではなく、ささやかでもいいからできる範囲で楽しむようにしています。大人たちはそれを口実に、おいしいご飯を作ったり、シャンパンを飲んだり......子どもが誕生してからはイベントごともそうですが、四季の移り変わりをより意識するようになりました。

 夏はキャンプやBBQ。秋は行楽シーズンなので、温泉なんかもいいですよね。実は、冬のキャンプもオススメなんです。もこもこの温かい服を着て、焚き火をしながら、冬ならではの澄んだ空気の中で、あったかいスープを飲んだりして。その季節じゃないと感じることができないというのがいいなと思うんです。なので、年内にもう一回キャンプに行きたいなと思っているんです」

 そんなお出かけマスターのAYUMIさんにあると便利なグッズを伺いました!

「お出かけ時に限ったことではないのですが、常に車に乗せているグッズがあります。ひとつカゴかバッグを乗せておいて、その中に子どもの着替えやオムツ、お水や食べ物を入れています。防災グッズにもなりますし、なにか足りないかもと思って、ついつい大荷物になっちゃいがちですが、常に準備しておくと身軽な気持ちで出られるので心強いですよ。お出かけ中に服を汚すこともあるので、準備しておくと途中で着替えることもできるので意外と活躍するんです」

 今だからこそできることを大切にして、ナチュラルに生活をしている姿がとても印象的でした。次回はペネロペの誕生の地であるフランスについてお話いただきます。モデルの仕事で訪れたことがあるというフランスに、AYUMIさんはどのような印象を持っているのでしょうか!?

 彫刻の森美術館
 家族でさまざまな遊びが楽しめるのが魅力。
 http://www.hakone-oam.or.jp/

 スウィートグラス
 浅間高原に広がるオートキャンプ場。
 http://sweetgrass.jp/

Profile
10代の頃からモデルとして活動を開始。結婚、出産を経た現在も、「LEE」(集英社)、「SAKURA」(小学館)、「ESSE」(扶桑社)をはじめとする雑誌や広告などで幅広く活躍をしている。カメラマンの夫とふたりの子どもの4人家族。
オフィシャルブログ http://blog.fujitv.co.jp/esseweb/ayunko/index.html



初のライフスタイルブックを発表!
月間14万PVを誇る、ESSEweb内のブログ「あゆんこの巣」を大幅加筆して、自身のライフスタイルを大公開。インタビュー内でもお話いただいた、子どもと楽しむ季節のイベントや家族キャンプ、日々の料理レシピなど......笑顔になれるヒントが詰まっています。


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