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フレンチスタイル

「バカンスのあれこれ」Vol.1

Date:2012.07.17

 夏休みも目前! ということで、1回目の「フレンチスタイル」はバカンスがテーマ。今年の夏休みはフランス流に楽しもう!


バカンス=日焼けした肌!?

 フランスのバカンスは年に5週間が基本スタイル。7~8月の「vacances de l'été(夏休み)」、12/24~年始までの「vacances de Noel (クリスマス休暇)」。そして、2月に子供のためのバカンスとして「vacances de ski(スキーバカンス)」が2週間ほどあります。
 これらのバカンスのなかでも、一番の目玉はやっぱり夏休み! 2~4週間とのんびり休むのが一般的。7月の3週目から、オフィスを閉めてしまう会社もあるほどで、出版社は完全に閉まってしまいます。1年間で目玉となる"September Issue"に向けて、6月から7月は怒涛のように撮影が行われ、バカンス直前はもっとも忙しい時期となるのです。


人気のバカンススポットのひとつである「ニース」の海模様。海の中より、浜辺にいる人のほうが多い! これがフランスのバカンススタイルなのです。

 そして、肝心の旅行先はというと......海! フランスは太陽信仰が根強い国でもあるので、日焼けした肌はバカンスのステイタスと言われたりもするぐらいです。なので、海といっても、泳ぐのではなく、砂浜で読書をしたりしながら日焼けを楽しむ人がほとんどです。

 バカンス先として人気があるのは、国内だと南フランスの「Côte d'Azur(海岸避暑地)」。 パリからは飛行機で1時間30分ほどなので、定番的なスポットです。そして、フランス西側に位置するノルマンディー地方の「Deauville(ドーヴィル)」も、海がキレイな高級別荘地として人気がありますが、ここの海は夏でも水温が低いので日焼け&観賞用です。

 国外だと......チュニジアやモロッコ、スペイン! フランスから比較的近く、海がキレイで異国情緒たっぷりなところが人気の理由です。国外バカンスにも、海がマストスポットなのです。

 それでは、実際にどんなバカンスを楽しんでいるのか聞いてきました!


★海でバカンスが定番のジェラール★

 20代後半の男性。
 ウェブデザインの会社を経営。


「まだ、4~5名の小さい会社だからとにかく忙しくて、バカンスを取るのは難しいんだ。でも、今年は4月にモロッコに10日間ほど滞在したよ。夏は2年ぶりに実家に帰省する予定。僕は南フランスのラシオタ出身なんだけど、地中海に面していて温かいし、キレイな海もあってバカンスにはうってつけの場所だよ。やっぱバカンスといえば海だよね」


★バカンス時期は避け、海外旅行を楽しむジュリー★

 30代前半の女性。
 フリーランスの絵画修復師。


「私はフリーランスという形で働いているので、一般的なバカンスの時期は避けて旅行に出かけています。今年は5月に日本に行ってきました。とても刺激的な街で、たくさんお買い物も楽しみました。
 8月以降はアトリエのスタッフ全員がバカンスに出てしまうので、ひとりで黙々と仕事をしています。次は、9月以降にバカンスを取ろうと計画中なの!」