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フレンチスタイル

「バカンスのあれこれ」Vol.2

Date:2012.08.07

 前回に引き続き、バカンスの過ごし方をお届けします。フランスには夏休み以外にもさまざまな休日があります。
 夏のバカンスは、キレイに広がる海を目の前に浜辺で日焼けをするのが醍醐味! では、クリスマスなどのそのほかのバカンスはどうなのでしょうか......!?


バカンス=日焼けした肌!?

街中のディスプレイやマルシェ(フランスのスーパーマーケット)もクリスマス仕様に。

クリスマスのホームパーティも一般的。みんなで料理を持ち寄って、ワイワイ騒ぐのも楽しみ方のひとつ。

 クリスマス休暇(vacances de Noel)も、フランスでは大切なバカンスのひとつ。日本では、クリスマスイブとクリスマスを恋人や友達と過ごす方もいると思いますが、フランスでは家族と過ごすのが一般的。恋人を家に招いて、家族と過ごすことはあってもふたりきりで過ごすというの少ないのです。レストランなども閉まっていることが多いので、自宅でディナーを楽しみます。そして、どの教会でもミサが行われるので、家族で参列することもクリスマスの行事一環。これは、クリスマスを厳格に過ごすフランスならでの過ごし方かもしれません。

 日本でいうところの冬休みにあたるのが、2月にある「スキーバカンス(vacances de ski)」です。その期間は学校や託児所が休みをとるため、合わせてバカンスに出かける家庭が多いそうです。
スキーバカンスといっても、スキーを楽しむというわけではなく......田舎の別荘でのんびり過ごす家庭が多いのだそう。なかには、子どもをスキー教室に通わせる家庭もあるそうですが、それは稀のようです。
 ちなみに、フランスは別荘を持っている人が大勢いますが、別荘といっても、大きくて豪華な感じではなく、ごく普通のお家なのです。いつもの生活空間ではなく、閑静な田舎街で過ごすのがバカンスの定番なので、バカンス用にもう1軒お家を持つ人が多いのです。

 とにかくフランスは、祝日が多い国です。これまでにご紹介した長期のバカンス以外にも、4月にはイースター、5月は毎週といっていいほど祝日が散りばめられています。そして、その祝日が火曜日や木曜日にくるときは、PONT(橋)といって間の月曜日や金曜日を休みにするオフィスもあるぐらい。そうなると連休だらけです。日本ではあまり考えられませんが、それがフランスのバカンススタイルなのです。


Bonnes vacances !

 今年のバカンスは海に出かけて、フランス流に楽しんでみてくださいね!