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フレンチスタイル

フランスの朝食 Vol.2

Date:2013.04.02

 前回はフランスの朝食メニューを紹介しましたが、今回はその朝食に欠かせないパンについてお話します。



 日本の朝食は、ごはんとお味噌汁が王道ですが、フランスはパン! 通りには、バゲットを丸かじりしながら歩く人をよく見かけるほど、フランス人はパンが大好きなんです。
毎朝、パン・オ・ショコラ(チョコレートの菓子パン)やクロワッサンとコーヒー or紅茶をパン屋さんで買ってから、オフィスに向かう人も多いようです。


 そして、そのまま食べるのではなく、バターやジャムを塗って食べるのだそう。バケットにはバターやストロベリージャム、アプリコットジャム。クロワッサンにはジャムがよく合います。温かいモーニングコーヒーに浸して食べることもあるぐらい、パンの食べ方にはいろんなスタイルがあります。

 そんなフランスの朝食に欠かせないパンですが、多くの人は自分好みのパンが買える"マイ ベスト パン屋"があるそうです。そのパン屋は、自宅近くにある人もいますが、わざわざパンを買うために出向くことがあるほど。それぐらい、朝食にはおいしいパンが必要なのです。

 そこで、旅行でフランスに行ったときでも、気軽に立ち寄れるパン屋を紹介します。


 「親子で楽しむパリ」に登場した、ポンピドゥー・センター周辺は特におすすめ。多くのパン屋が軒を連ねているエリアなので、観光しながらふらっと立ち寄ることができます。
 そのなかでも、地元の雰囲気を味わうことができるパン屋をいくつかピックアップしました。
 
 まずは、「ブランジェリー ビクトル 1920(Boulangerie Victor 1920)」。夕方には、次の日の朝食用のパンを購入する人の行列ができるほどの人気店。特にサンドイッチが人気なのだそう。接客もフレンドリーなので、カジュアルに訪れることができるのも魅力的です。

 その近くにある「オー デリス ドゥ ボーブール(Aux Délices de Beaubourg )」もおすすめ。ついつい目移りしちゃうほど、パンの種類が豊富! さらにケーキもたくさんあるので、パンと一緒に買っていく人も多いとか。


下左)ルバーブ+フランボワーズ。ルバーブは野菜の一種で、茎の部分を砂糖で甘みをつけてジャムにしています。 下右)アプリコット+プラム+シナモン。イチゴジャムというように単品ではなく、数種類を組み合わせたジャムが多いのが印象的です。

 最後は、ケーキがメインだけど、パンもおいしい「パン・ドゥ・シュクル(Pain de sucre)」。見た目もかわいい、甘さ控えめのケーキのショーケースの上に並んでいるパンは、どれもパン専門店に負けないおいしさ! 地元の人からも愛されているお店です。

 そして、パンを買ったら、ジャムも忘れずに。フランスではジャムかバターをつけて食べるのが主流なので、種類もたくさんあります。どれにするか迷ったときは、お土産としても喜ばれる「MONOPRIX(モノプリ)」のオリジナルを選べばばっちり! 「MONOPRIX」は、パリ市内で展開している大型のスーパーマーケット。フランスを代表するスーパーのひとつなので地元の雰囲気も味わえるし、オリジナルのジャムはフレーバーの種類も豊富でお好みのものが見つかるはず。日本ではなかなか見かけない、珍しいジャムに出会える楽しみもあります。


 ジャムの使い方もいろいろです。2種類のジャムをミックスしてみるのも、おいしい発見につながるとアートディレクターのリザが教えてくれました。



 パン以外の朝食なら、モデルのジョイスのように焼き菓子を食べる人も多くいるそうです。小さな朝食を意味する「petit DEJEUNER(プチ ディジュネ)」というメーカーのものが人気なのだとか。


フランス流の朝食は、お気に入りのパンとジャムが揃えば完成します。日本でも、"マイ ベスト パン屋"を見つけて、パンスタイルの朝食を楽しんでください。




【パン屋のアドレス】


Boulangerie Victor 1920

住所:33 rue Rambuteau 75004 Paris
7:00~20:00
休み:水曜日
最寄り駅:Rambuteau(11番線)



Aux Délices de Beaubourg

住所:20 rue du Renard 75004 Paris
最寄り駅:Rambuteau(11番線)



Pain de sucre

住所:14,rue Rambuteau 75003 Paris
最寄り駅:Rambuteau(11番線)