ママパパライフ
「フランス流のイクメン!」Vol.2
Date:2012.07.31
Vol.1では、子どもと過ごす時間がママよりもパパのほうが長いというお話をしましたが、実際、パパたちはどのように育児に参加しているのでしょうか!? ふたりのパパに話を伺いました。
★ニコラスの場合★
5歳と2歳の息子を持つ40代パパ。
雑誌の紙面デザインなど行う、フリーランスのアーティスト。
ママはデザイン会社に勤める会社員。
「僕はフリーランスで働いているから自分の時間をコントロールしやすいんだ。だから、子供たちと過ごす時間は多いほうだよ。送り迎えは交代で行っていて、朝がママなら夜は僕といった感じだよ。
ふたりの息子は“男同士の遊び”が好きなんだ。僕が家にいるときはとにかく僕にべったりで、幼稚園で起きた出来事なんかを話してくるよ。僕が子どもの相手をしているときに、ママはご飯を作ったりして家事をこなしているよ。
連休のときは、田舎の別荘に連れて行って一緒に遊んでいるよ。ママがいなくても、僕ひとりで連れて行くこともよくあるよ。だから、息子たちはいつも連休を楽しみにしているんだ」
★ジュンの場合★
2歳の娘を持つ30代。
小学校教諭。
ママも同じく小学校教諭。
「小学校教諭ということ職業柄、平日の育児参加はなかなか難しいね。だけど、僕たちはふたりとも教諭だから、お互いに助けあっているよ。『今日は早く終わったから、迎えにいくよ』とか、連絡はマメにしているかな。たとえ仕事で遅くなっても、一緒に夕食とったり、お風呂に入れたり、できる範囲で取り組みようにしているよ。
平日はゆっくり時間を作ることはできないから、週末は子どものために時間を使うよ。公園に行くことがお決まりの過ごし方になっているね」
無理なく、できる範囲で育児を行うのがフランスのイクメンスタイル。共働きがスタンダードなフランスカップルは、ママとの協力はあたりまえだそうです。
そして、おもしろいお話がひとつあります。ジュンの話にもありましたが、週末は子どもと公園に出かけるパパがほとんどなのだそう。これからはじめるお稽古(といっても日本のようなスパルタなものではなく、楽しみながら肉体を成長させる水泳や空手など)をはじめ、育児についての情報交換をしているのだとか。週末の公園は、井戸端会議をするパパたちでにぎわっているんだって。フランスのイクメンはおしゃべりが大好きなんですね。
このように、フランスのパパはほとんどがイクメン! 日本のパパたちもフランスのパパを見習って、公園デビューしてみませんか。公園での“パパサミット”は、さまざまなタイプのパパに出会うことができて、毎週末の楽しみになるそうですよ。