ペネロペカフェ

ペネロペ公式サイトへ

ママパパライフ

ママたちのタイムスケジュール Vol.2

Date:2012.11.16

 前回に続き、ママたちのリアルな姿をクローズアップ。日本とフランスそれぞれの働くママが登場します。毎日を楽しく過ごすためのヒントが盛りだくさんです。


取材時に遊びに来ていたエレナ(5歳・左)とリリー。この日はキュートなフェイスペインティングを施していました。

Case1 働くママ
レアさん(40歳)の場合
リリーちゃん(5歳)
パリ在住

芸術性を高める子育てが特徴的!

 21歳で姉とともにCDデビューし、現在はソロとして活動を続けながら、レストランでも働いているレアさん。慌しい毎日でも子どもを優先した生活スタイルで過ごしているそうです。

「そうね。リリーと過ごす時間を一番に考えているわ。音楽活動はリリーをパートナーに預けられる夜にコンサートを開催しているし、日中働いているレストランの仕事も、リリーの迎えに間に合うように15:30までで終わるスケジュールよ。パートナーの仕事が休みの土曜日は、夜まで働いて20時ごろ帰宅しているの。育児をしながら仕事を続けるのは、周囲の理解と協力が大切だと思うわ。レストランの仕事をはじめるときは、きちんと事情を説明して理解を得られたからはじめられたの。

 私たちは結婚しているわけではなく、妊娠が分かったときからパックス制度(入籍しているカップルと同等の権利が認められる制度)を利用しているの。特に役割分担があるわけではないけど、パートナーがしっかり働いて、私は家事全般を行っているという感じで。リリーと過ごす時間も、私のほうが多いわね」


リリーがペインティングした動物の模型と工作物。

 ミュージシャン以外にもアーティストとしての一面を持つレアさんは、その部分が子どもにいい影響を与えていると思っているそう。

「家にはTVがないから、おもちゃや絵本で遊ぶのはもちろんだけど、絵を描いたりしながら過ごすことも多いのよ。おかげでリリーは絵を描くことが大好きなの。自然と芸術への興味を持たせることができたのはよかったと思っているわ。友達のエレナも絵を描くから、ふたりで遊ぶときはいつもなにかを描いているわ。5歳とは思えないほど上手に描くのよ!」


家のいたるところに、レアさんの描いた絵が飾られているのが印象的でした。


 
レアさんの1日をクローズアップ!
ママ友と協力して時間を有効活用。
                         
6:45
 
  起床。
身支度と朝食の用意。
7:30   リリーとパートナーを起こす。
8:25   リリーを小学校に送る。
8:30   自宅に戻って、家事をしたり音楽の創作活動をする。
11:00




 

 

 

 

仕事に向かう。
レアさんは、音楽活動のかたわら、パートとしてレストランで働いています。
前回登場したベアトリスさんがオススメのレストランとしてあげていた「マルシェ・デ・ゾンファン・ルージュ」の中にある和食レストランがレアさんの仕事場。
15:30   仕事終了。
16:25


 
  リリーを小学校に迎えに行く。
その後はリリーと一緒に過ごしているレアさんですが、仲良しのママ友3人くらいで分担し、持ちまわりで帰宅後の子供の面倒をみているのだとか。そうすることで空き時間ができ、家事をしたりジョギングをする時間にしているのだそうです。
19:00



 
  リリーとふたりで夕食。
レアさんもベアトリスさんと同様、フランスでブームとなっている有機農産物のビオ食材を使っているそう。糖分や塩分はなるべく避けて、季節の野菜を積極的に食べているのだとか。
夕食後、お風呂に入る。
20:30-21:00   パートナー帰宅。
21:00   リリー就寝。
20:30-21:00

 


 
子どもをパートナーに預けて、週に2回は音楽のレッスンへ。
それ以外のときは、子どもを寝かしつけながら一緒に寝たり、パートナーと自宅で映画を観たり、自宅で歌のレッスンをしているそう。
24:00   就寝。
 

 



レアさんに質問!


★子どもと一緒に行けるオススメのアドレスは!?


無料で遊べる場所が一番。フランスは公園が多いから、みんなで集まってピクニックをするのも好き。フリーマーケットやリサイクルショップに行って、掘り出し物を見つけるのが得意よ。リリーの洋服やぬいぐるみを格安でゲットするの。

フリーマーケットやリサイクルショップで購入したおもちゃはリリーもお気に入り。


★愛用のママバッグを見せて!


バッグ:丈夫で便利なナイロン製
中身:フルーツとおやつ、ノート、ペン、ドゥドゥ(子どもがいつも持っているぬいぐるみやタオルのこと)など。



★使ってよかった育児グッズは!?


子どもに効くのはアイスとお菓子よ! それでなんとかなっちゃうわ。


★子どもが気に入っているおもちゃは!?


「ペットショップ」という動物のマスコットがリリーのお気に入り。ただ、小さいわりにけっこう高いから、フリーマーケットやリサイクルショップ、ママ友からのお下がりで地道に集めているの。




 フランスママを取材して感じたのは、健康志向が高まっていること。家族の健康を意識して、食卓に並ぶ食材はビオが注目されているようです。そして、ジョギングやヨガなどで、自身のカラダを気遣っているママが多くいました。ママとしても働く女性としても健康は大切ですね。


 続いては、日本の働くママの登場です。




Case2 働くママ
吉田由美子さんの場合
息子くん(5歳)
東京都在住

子どもへの愛情は言葉にして伝える!

 5歳の男の子を持つ吉田さんは、大手コンテンツ&ゲーム会社の海外事業部に勤務するワーキングウーマン。仕事と育児の両立は大変だけど、ママになってからの生活はとても充実しているそうです。
「時間には限りがあるので、自然と"時短・取捨選択・機会最大化"が身についたと思います。ながら家事やながら身支度などのながら作業で時間を短縮できるようにしたり、悩んだり迷ったりしたときは自分も家族も笑顔になれることを選択する。いったんやると決めたら家事も育児も仕事も、遊びだって全力でやる。毎日がそんな感じです。体力的にも精神的にも大変ではありますが、ママになる以前の自分では考えられないほど、厚みある毎日を過ごしています。

 旦那さんも積極的にサポートをしてくれます。きっちり分担をしているわけではありませんが、食事全般は私、食器洗いや掃除、ゴミ出しは旦那さんという感じ。週末は、旦那さんが率先して子どもと遊ぶ予定を組んでくれるのでとても助かっています」


いとこの家族と一緒にいった夏の旅行。キレイな海に見惚れていたそう。子どもと一緒に海外旅行に行くことも、吉田さんの夢のひとつなのだとか。

 現在、子どもが第2のイヤイヤ期真っ最中なのだとか......。

「そうなんです。なので、叱ること多くなっているのですが、叱った後は必ず抱きしめて仲直りします。「ママとパパのところに生まれてきてくれてありがとう。ケンカしてもずっとママとパパの宝物だよ」と言葉にして伝えています。あなたのことが大好きだという気持ちは、毎日、言葉にして言うようにしています。

やはり仕事をしている分、一緒に過ごす時間は限られるので、一緒にいられるときはベタベタチュッチュです(笑)!」

 

吉田さんの1日をクローズアップ!
早起きして自分時間をキープ
                         
5:00   起床。
ストレッチ、ジョギング、TV録画視聴、読書など自分時間を満喫するとき。
6:00   身支度スタート。
6:30   朝食準備。
旦那さん&息子起床。
7:00   家族揃って朝ごはんを食べる。
7:45   会社に向かう。
お見送りは旦那さん担当なので、ひと足先に出勤。出発前は、必ず行ってきますのハグとチューをします!
8:30   出社。
17:00   退社。
18:15   保育園にお迎え。
18:30   帰宅後、夕食準備をはじめる。
食材の買出しは基本ネット。楽天やamazon、生協のオンラインなどを利用して、買出しの時間を省いているそうです。スーパー行くときは、足りないものを補充する程度。
19:00   息子と夕食。
19:30   宿題&一緒に遊ぶ、TVを観る。
子どもとの時間を楽しむ。
TV鑑賞は30分。
20:30   息子と一緒にお風呂に入る。
21:30   子供と就寝。
自分が寝付けないときは読書などをしてから眠りにつく。
   
 

バランスとできるだけ添加物が少ないものを選んでいるそう。
ときとして、冷凍食品を使用することもあるけど、パンはホームベーカリーで焼くことがほとんど。
お米も玄米や七分つきのものが中心という食生活。
3歳までは市販の甘いお菓子ではなく、
果物、お芋などの簡単な手作りケーキが中心だったという吉田さん。
今は、甘いお菓子を食べるときはジュースではなく、
お茶などと一緒に食べるようにしているなどして、糖分の取りすぎを気をつけているそうです。





働くママの吉田さんに質問!


★子どもと一緒に行けるオススメのアドレスは!?

衾町公園児童交通施設
近所の児童施設です。
息子が補助輪なしで自転車に乗れるようになったのですが、路上はまだちょっと怖い段階。施設内に信号や横断歩道のあるコースがあるので、楽しみながら交通ルールを身につけられという利点があります。自転車の無料貸し出しもあるので助かります。

回転寿司
自由が丘の「じょしん」によく行きます。食欲にかられた息子が大きな声で「さびぬきでサーモンください」「ありがとうございました」と言うので、おまけの教育的効果もあります。

自由が丘のカフェ スペースジョイ
大人数で対応&子連れウェルカムのカフェ。店員さんが子供慣れしているので、泣いてる子どもをあやしてくれたり、子どもが粗相をしてもフレンドリーに対応してくれます。ママ会や子連れランチ、ディナーなど大人も子供も楽しめます。
http://spacejoy.net/

★ママバッグを見せて!


バッグ:特にママバッグは買ったことはありません。軽くて汚れが気にならないゲラルディーニや汚れも味になるパイソンのショルダーを愛用しています。
中身:着替え一式、水筒、タオルハンカチ。



★子どものお気に入りのおもちゃは!?


トーマスが大好きです!「トーマスベッドタイムストーリー」という絵本や、TVもトーマスをはじめ、トトロやトイストーリー、カーズ、仮面ライダーなどの戦隊シリーズもよく観ています。音楽は「Stand By Me」をよく鼻歌を歌っています。


★使ってよかった育児グッズは!?

「ベネッセ」は年齢にあった知育玩具や本を送付してくれるので便利です。その年齢特有の子育てヒント冊子などもあるので、夫婦で読んで勉強したり。また、育児グッズではありませんが、時短家事アイテムとして「東京ガスの乾太くん」は秀逸です。毎日の洗濯タスクを大きく軽減してくれるので、ワーキングマザーには本当にオススメです。


 旦那さんやパートナーと協力し合いながら、家事に育児に仕事に奮闘するママたちの姿がとても輝いていました。
 次回のママパパライフもお楽しみに。

次回【ママパパライフ】は、12/25(火)に配信です。