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ママパパライフ

ドゥドゥ Vol.1

Date:2013.05.08

 フランスの多くの子どもたちにとって欠かせないアイテムである「DOUDOU(ドゥドゥ)」。寝るときや出かけるときなど、常に一緒にいるアイテムのこと。子どもたちにとって、どんな存在なのでしょうか!?





 日本ではあまり聞きなれないドゥドゥという言葉。子どもが早くからひとりで寝る習慣があるフランスでは、ひとりで寝るときでも怖くないようにと、一緒に寝るぬいぐるみやタオルなどのアイテムがあります。それがドゥドゥです。寝るときだけではなく、保育園に行くときや旅行に行くときなどにも、必ず持って行くそうで、子どもたちには欠かせないアイテムなのだとか。


 両親が寂しくないようにといって子どもに与えるのではなく、数あるぬいぐるみの中からお気に入りを、子どもたち自らが自然にチョイスするそうです。

 おもちゃとは一線を画したドゥドゥとは、子どもたちにとってどのような存在なのでしょうか!? 「フランスの子ども部屋」に登場してくれた子どもたちのドゥドゥ事情を紹介します。



CASE1
リラ(2歳)の場合


 リラのおもちゃはナチュラル思考。フランスの人気ショップ「メルシー」のオーナーが展開する子供向けのライフスタイル提案型のお店「Bonton (ボントン)」で、ナチュラルでエコ、そしてグッドリビングなおもちゃを購入しているそうです。


リラのドゥドゥはうさぎのぬいぐるみ。

 そんなリラのドゥドゥは、ペネロペのドゥドゥと同じうさぎのぬいぐるみ。生後3ヶ月頃にたくさんあったぬいぐるみの中から、このうさぎを選んだのだそう。もっと小さいものもあったのにもかかわらず、リラは自分より大きいこのうさぎのぬいぐるみが大好きになったのだとか。自分の体より大きなうさぎの耳を持って、あちこち歩き回る姿はとってもかわいかったと、キャリンママが教えてくれました。
 そんな大好きなうさぎのドゥドゥは、幼稚園に行くときも外にお出かけするときも、もちろん一緒です。


リラの部屋には、木製のピアノやおままごとの台所、自転車などのおもちゃがたくさん!




CASE2
アレキサンドル(6歳)+ジュリウス(3歳)の場合


ジュリウスのドゥドゥであるスカーフ。肝心の馬は秘密ということで写真には撮らせてくれませんでした(笑)。

 6歳にアレキサンドルは、お兄ちゃんになったのでドゥドゥは卒業したそうですが、弟のジュリウスには大好きなドゥドゥがあります。それはママのスカーフ! おしゃれなママが持っているたくさんのスカーフの中から紺色のスカーフを見つけて、自分のドゥドゥにしてしまったのだそう。

 お気に入りのポイントは馬のプリント! ジュリウスは馬が大好きで、おもちゃもたくさん持っているのです。


アレキサンドルとジュリウスは木製のおもちゃが大好き。最近は、木の線路での電車遊びにはまっているそうです。

 そして、なによりも重要なのはママの匂いを感じられることなのだと。洗濯したあとは、一度ママがスカーフを巻いて一晩寝てから、ジュリウスに渡しているのだそうです。もちろん保育学校に行くときにも持って行くので、忘れそうになると『ドュードュー』と言いながら探し回るのだとか。その姿はとてもかわいくて、家族の癒しになっているそうです。

 ママの匂いがついたスカーフは、ジュリウスにとってなりよりも安心できるドゥドゥなのです。

 基本的にはぬいぐるみをドゥドゥにすることが多いですが、ジュリウスのようにママのアイテムをドゥドゥにしていることも少なくないのだとか。子どもが一緒にいて安心できるもの。ドゥドゥとはそういう存在なんですね。

 次回も引き続き、ドゥドゥについてお話します。